sozinkouのブログ

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民主主義と社会主義・共産主義

民主主義で社会主義あるいは共産主義的な政策を取ることは否定されません。

民主主義でそういった政策が取れないのは、人間の感情論的な問題が存在するからです。

資本主義的な幸福論がその感情論的な問題を増幅させています(ただ増幅させていなくてもその感情論から人が脱却することは不可能でしょうが)。

コロナという人類に対する大きな脅威が起こり、その脅威に対抗するには一時的に社会主義的な政策を取るしかないように私は思いましたが、人類はその道には進まずに、全く逆方向の弱者を切り捨て、コロナ後遺症という弱者を生むエゴイズムの資本主義の方に走りました。

科学者による気候変動に関する警告が真実なら、人類は気候変動の脅威に立ち向かうことは不可能でしょう。改めてSDGsを見てみても、資本主義の都合で気候変動の危機の本質から目を逸らしながら、企業や人のイメージ戦略の為の利用される道具に過ぎません。そもそもコロナ禍でマスクのような負担すら引き受けるのが無理なのが人間なのですから。

人間は善良という自意識だけは過剰になりましたが、全くアップデートされていなかったのです。むしろ様々な人が自分の醜い部分を見ない振りをして、善良である自分を満足させる為に、独善的な正義を振りかざすようになってしまって現代社会は歪みまくっています。まあこの話はまた別の機会に。

今後も人類が危機に際して、一時的に民主的に社会主義的、共産主義的な政策を取れるような人類のアップデートは当面は起こらないでしょう。まあそれが本当にアップデートかはわかりませんが。醜い感情を持つこと含めての人間ですので。