1月の死者1万人越えですか。
大きな自然災害でも滅多にないほどのこの死亡者数を軽んじられるなら、それは冷静でも合理的でも論理的でもなんでもありません。
それは、「自分の利益を優先し、それを死んでも構わない人が死んでいると自己正当化する」というような心の奥底にある人権感覚に乏しいヤバいエゴイスティックな土台から生じている、人間の醜い部分を凝縮した非理性的で感情的なアウトプットをダダ漏れさせているだけです。
致死率が低くても、これだけ死亡者数が多ければ、感染者数を減らして、死亡者数を減らす努力を社会がしなくてはなりません。それが現代の人類が育ててきた、これからも育てていかねばならない人権感覚であると信じます。
減らす努力をした結果の1万人ならまだしも、減らす努力を怠り、死亡率が低いしこの位の死者を許容して経済を回そうとした結果の1万人。私はこの社会に不信感しかありません。
じゃあインフルエンザは？と問われると思いますが、私はインフルエンザの死者数が1万人と聞いたときから、もし本当に死亡者が1万人ならインフルエンザは感染者を減らす努力をすべき病気だと考えました。
これは原発事故の時にいろいろと考えて、社会が許容する死亡のリスクの最大値を10万人に一人に設定しているからです。ゼロコロナの人には怒られるでしょうが、現状では一桁多いわけです。
ただ許容すると言っても、そのレベルの死亡者数でも、熱（体調不良）があるなら仕事を休む、マスクをする程度の社会の負担で減らせるなら社会はその努力くらいはすべきとは考えます。それが私のコロナ禍における価値観のアップデートです。
私はこのような価値観の社会に適応できません。
