sozinkouのブログ

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菅総理(政権)のワクチン政策の評価

菅政権のワクチン政策を評価するなら五輪前に希望者全員(他国の接種状況を見るに国民の6割~7割かな?)の接種が条件だったと思います。

ワクチンが開発されたらワクチン接種を推進するのは感染症の対策として当然なので(他にも怖い感染症はそうしていますし)、それが順当に為される事もまた当然だと思いますし、そのこと自体への評価は最大でも「どんな政権でもやることをやれたね」になると思います。それも海外先進国のワクチン接種率を比較した遅れを考えれば、残念ながら菅政権はそのレベルには全く達しませんでした。

にも関わらず、ワクチン接種率が低い段階でデルタ株を抑える努力を怠り、五輪の開催にかまけ、五輪と感染拡大防止の両立は出来ず、ワクチン未接種層の感染拡大によって、死亡率は低いとは言え30代~50代の人が亡くなっているわけですから。

五輪を開催しない決断を含め、ワクチン未接種の人にデルタ株が広がるリスクを考えて強めの感染拡大防止対策を取ったのであれば、ワクチン接種の遅れ、ワクチン接種政策を問題視するつもりはありませんでしたが、個人的にワクチンを受けたくてもなかなか予約が取れないまま、デルタ株の感染が急速に拡大していき、1ヶ月以上に渡り命と健康の危険を強く感じさせられた事によって、菅政権だけではなく国政では自民党公明党、大阪では大阪維新への信頼が一生回復不可能なレベルにまで失墜しました(今後、これら政党にコロナ禍の中で関わっていた人が立候補した場合には対立候補に投票し続けます)。

経済は大切でしょう。しかし頭をしっかりと使えば、市民の命や健康というものを第一とした上で、経済の政策を立案、実現することは可能でしょう。市民の命や健康を疎かにして経済を重視することは「決断できる」のではなくて「安易に楽な結論に飛びついている」に過ぎません。

何度も言いますが、これは対面授業についても言えます。子供の教育の機会、教育を受ける権利は大切でしょう。しかし頭をしっかりと使えば、子供の命や健康というものを第一とした上で、できる限り良質の教育を立案、実現することは可能でしょう。子供の命や健康を疎かにして子供の教育の機会や、教育を受ける権利を重視することは、一人一人の子供ではなく単に既存の教育に仕組みに固執しているに過ぎず「安易に楽な結論に飛びついている」に過ぎません。

 

全く関係ありませんが、アベノマスクはアベノマスクを配るのではなく、アベノマスク規格と国内生産拠点の拡充だったなら評価したと思います。別に韓国産のKF94マスクでも良いのですが、早い段階で日本の規格で国産のKF94マスクみたいなのが気楽にドラッグストアで買えていたら……と思って止みません。

 

さらに全く関係ありませんが、菅総理の自爆解散は止められたのですね。野田元総理の自爆解散を止められなかった民主党との差を感じます。