sozinkouのブログ

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コロナ禍の責任

私は政治や行政で決定権のある偉い人の責任以外には興味がないのですが、今のままだとコロナ禍の後の責任の話になれば、現場の責任って事になるんじゃ無いかなと思います。保健所の人たちとか、激務に耐えて頑張って責任を押しつけられるのが嫌なのであれば、今のうちから現場の感覚と判断として、PCR検査を積極的にしたり、おかしいものにはおかしいと声を上げておくことが大切だと思います。

 

例えば、枚方市の未就学児施設で濃厚接触者の特定の前にクラスターの発生を未然に防ぐ取り組みとしての接触のあった職員へのPCR検査は良いことだと思います。

しかしそれで十分でしょうか?ワクチンを接種している職員だけでワクチン未接種の園児に検査しないのはおかしくありませんか?

もっと根本的なことを言えば、濃厚接触者の特定の前に接触のあった職員や園児へPCR検査を行えば、園のクラスターの発生を未然に防ぐ取り組みになり、かつ、園に関わる濃厚接触者の調査という業務を削減できますよね?濃厚接触者の特定に拘る意味はなんなのですか?もちろん業務に余裕がある時にはその調査が科学の礎になるとは思います。(接触した職員へのPCR検査が保健所の管轄外って事はないと思ってます)

 

また学校に関しても、親に発熱等の症状があれば、出席停止というのは、デルタ株の平均発症日5.8日、発症前のウイルスの排出開始が1.8日前というデータを考えれば、抑止効果のあるものだと思います(参考:https://twitter.com/influenzer3/status/1432304668298805252)。

親の発症日の1.8日前に子に移ると仮定すると、子が発症するのは親の発症日の4日後(1.8日前の5.8日後)という事になり、子がウイルスが排出を開始するのは親の発症後2.2日後(4日後の1.8日前)となり、出席停止が間に合うことになるからです。しかし、このデータは平均のデータであって、間に合わないケースもあると思います。

それより問題なのは、感染拡大防止対策から無症状の感染者からうつるって観点がすっぽり抜けている事だと思います。これは学校だけではなく、日本の政治、行政の新型コロナ感染予防対策全般に言えることなのですが。

親が無症状の家庭で家庭内感染すれば、子は発症までの1.8日間、学校でウイルスを排出することになります。

教師が教鞭を執れば、少なくとも発症前の1.8日間、無症状であればもっと長期間に渡って学校でウイルスを排出することになります。特に後者の場合、学校での感染発生が確認されるのは発症する子供(下手をすれば複数)が現れてからという事になります。

結局、無症状の人も感染を広げる新型コロナにおいて教育の機会、そして対面授業に拘るのであれば、子供にワクチンを接種できていない状況では、子供に関わる大人のワクチン接種率を上げ、教師、保育士についてはワクチン接種を義務化し、子供への感染リスクを減らし、子供にも頻回のPCR検査または頻回のスクリーニング検査を行って感染の早期発見に取り組むしかないと思います。

加えて言うなら、アメリカの対策を見習うなら(参考:新型コロナ: 米、コロナ感染再拡大でも「学びの継続」模索: 日本経済新聞)、ワクチンの接種の有無に関わらずマスク着用、空気の流れを考えた適切な換気設備の設置、リスクの高い生徒、隔離中の生徒等へのオンライン授業等をしっかりやってください。様々な子供がいるという事を考えれば、オンライン授業は教育の機会、学びの継続の点で非常に重要なものだと思います。

 

簡単な算数を間違えた。