sozinkouのブログ

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菅政権を評価する人たち

菅政権が結果を出せたと思えるってただ自分が運良く罹らずに済んだ、罹っても軽症で後遺症もなく済んだからでしょう?言い換えれば、日本における死者や後遺症の人の数を軽視してるからでしょう?

結果というなら、死者や後遺症の人の数を欧米との相対ではなく個々の人間が自分の価値観に従って絶対で評価すべきです。私は少ないとは全く思いませんし、2021年の延々緊急事態宣言が経済との両立の面でも失敗であったと思います。

逆に少ないと思うのは自由ですが、そういう人たちは人間としては尊敬できませんし、頭も良いとは思いません。人の命や健康を守る事に最優先に経済も守ろうではなく、それらの許容範囲を決めて経済に突き進むなんて安易ですから。しかも卑怯なことにその許容範囲を言葉にしてコンセンサスを得ることはしないのですから……。

個人的には、自分の命や健康をチップにしてギャンブルされた恨み、感染拡大の真っ只中でワクチン接種まで待たされた恐怖の恨みは死ぬまで忘れられそうにありません。というか根に持つタイプなので忘れる気もありません。

最後に、ワクチンの接種率にしろ、マスクにしろ、自粛にしろ、それは国民の民度による結果であって、政治による結果だとは思いません。

今、街で歩いている人の布マスク率、ウレタンマスク率は政治による結果だと思います。あのときにアベノマスクではなくアベノマスク規格(KF94のような)&不織布マスクの国内生産拠点の増強であれば……と考えてしまいます。

ワクチンの接種率だってオリパラの強行時点の接種率でも評価すべきだと思います。感情的に都合によって因果関係は証明できないと強弁するのと因果関係の証明を求めるのを使い分けるのは止めましょう。

あともし日本にいわゆるファクターXのようなものがあるのだとしたら、今の日本の結果はファクターXを有効に活用できなかった結果だと考えます。もっと人の命や健康と経済の両立させうるゼロコロナ的な施策も可能だったはずです。

またファクターXに関しても、検査を充実させて、コンタクトトレーシング等の調査と併せれば、より科学的なアプローチが出来ましたよね。いや、ファクターXに限らず、検査によって実態をより正確に把握することが科学的アプローチには必要だったはずです。それをしなかったのが菅政権です。

ちなみに例えばそれを擁護したのがPCR検査の事前確率重視派という非科学者たちです。実態を把握するために必要な大規模な検査で偽陽性偽陰性がでるならそれを減らす方法を考えるのが科学者のやるべき事です。検査自体を否定することではありません。本質を見ずに別の目的にばかり感情的に執着するから間違うのです。

そのPCR検査の事前確率を重視していた非科学者たちが科学、科学というのには失笑してしまいます。だってその科学に必要なデータを取ることを妨害したのがPCR検査の抑制ですから。自分たちに都合の良い科学は権威付けに利用し、自分たちに都合の悪い科学、またはそのような結果が出る可能性のある科学は隠蔽しようって事なんでしょうか?