sozinkouのブログ

取るに足らないナニカが素人考えを綴る場所

国際政治学者(X-5)

 

 

 

この人の考え方はおもしろいなーと思ってたまに思いだしたときに見てる。

 

で、この辺を読んで思ったのは、旧世代の主流国際政治学者と現役世代の主流国際政治学者って国際政治学者の概念が変わったんじゃね?ということ。

旧世代の主流国際政治学者というの俯瞰した立場から国際政治を見ていたのに対し、現役世代の主流国際学者というのは日本の立場から日本の国益に適うように国際政治を見ている。

現役世代がこのような立場なら歴史的な一貫性というのは不要だろう。、プーチンの行動を歴史書に記述されるような見方で日本社会に提示するのは国益に適わず、プーチン=悪とするようなナラティブこそ適していると考えれば、そうするのではないだろうか。

ちなみに、一流なのは歴史書に記述されるような分析もできていて偽りの物語を社会に提示しており、二流なのはアメリカ基準の偏った秩序のフレームでしか事象を理解できずに自分の考えを社会に提示している。

前者なんかは、官僚的な学者とでも言うのだろうか。こういう人たちは例えばコロナ対策でも多かったように思う。それらは歴史書に正解として載るような対策ではなく、資本主義+民主主義の限界などを語る素材になるだろう。ここにも似たような旧世代と現役世代の違いが見られたらおもしろいと思うがどうだろうか。わからない。ただ色々な場面でその違いが表れているような気がしないでもないし、ボクが「みんなが選挙に行っても変わらない」と思っているのは、「庶民という立場、バイアスから脱却して、行政寄りな目線で物事を見られること=客観的に物事が見られて頭が良い」みたいな現役世代の存在が多いように感じているからかもしれない。

実際にはその立場から脱却して客観的ぶることができるのは自分に影響が及ばない場合に限られていて、自分に影響が及ぶ場合は主観的なお気持ち表明をするし、そもそもその客観性とやらも実際には上から目線なバイアスがかかっていて全く客観的なものではないが。

 

あとプーチン=悪というナラティブは、北朝鮮=悪(日本=平和ボケでアメリカに守ってもらわないと困る弱い国)と一緒だし、日本に直結してるのは北朝鮮=悪の方だし、そっちで語るべきだと思ってる。こっちはまさに当事者だからより困難な言論の道になるが。