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ディープステート

「それって陰謀論じゃないですか?」闇の国家「ディープステート」を信じる著名人一人一人に会ってみたら…どうなった? | 47NEWS

 

ディープステート自体は信じていないんだけど、報道、政治家、企業トップ層、広告業従事者といった世間一般で言われるような成功している人たちの集団というのは、エゴイスティックに自己利益を追求するのがマジョリティというような価値観の偏りがあるとは思ってる。

それらの人たちは新自由主義リバタリアニズムという土台で思考をし、それぞれの立場で新自由主義リバタリアニズムに基づいて行動してる。蛇足だけど、報道の「中立」というのも今や新自由主義リバタリアニズムの元での「中立」だろう。

そして、そのそれぞれの立場での行動というのが、スタンドアローンコンプレックス的な(交流はあるだろうし完全なスタンドアローンコンプレックスではないとしても)様相を呈するというのはあり得ると思ってる。

そのスタンドアローンコンプレックス的な複合にもっと統一的な何かを見いだそうとすれば、ディープステートみたいな考え方に行っちゃう場合もあるよね。

逆に言えば、こういう価値観の偏りにあまり違和感を覚えないような人たちというのはエリート層に都合が良いように歪められた資本主義、民主主義の考え方に飼い慣らされているようにボクには見える。

 

この経験は『正しさ(=正義の信念)』への固執に、陰謀論がつけいることを示している。今ある現実と、あるべき現実の間にねじれがあれば、陰謀論で解消しようとする。

 

何度も言ってるけど、陰謀論というのはオカルトと同じシステムなんだよね。

上の引用の言葉を少しだけ借りてオカルトを説明すると、

「正しさ(例えば、霊は存在するという信念)」への固執に、オカルトが付け入ることを示している。科学や合理性を重視する今ある社会に従属した個人が、その求めている、あるべき(霊が存在するという)現実との間にねじれを感じているとき、あるべき現実の方を肯定してくれる科学的、合理的説明で解消しようとする。

その説明は俯瞰してみれば破綻をきたしているが、信じたい人にとっては既存の科学や合理性に当てはめると都合が悪い部分をブラックボックス化して隠すことに正当性を与えて、論理にしっかりとした筋を通してくれるものとなる。