sozinkouのブログ

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少子化の「予言の自己成就」或いは「呪いの言葉」的側面

  • お金がなくて子供が育てられない
  • 子育て支援に乏しく子供が育てにくい社会

 

少子化には色々な側面があると思うけど、こういう言葉が社会に影響を及ぼした影響というのもあると思う。

 

例えば「お金がなくて子供が育てられない」という言葉の元々の発祥を知らないけど、仮に格差拡大と結びつけて限定的に語られたものだとするじゃん。

この言葉が、実際に子供が生まれたら自分たちの生活レベルを犠牲にしつつ、それなりになんとか幸せにやっていけただろう貧しい夫婦が子育てを諦める言葉になったかもしれないじゃん?

またその限定が外れたら、お金には不自由していない夫婦で、子供は欲しいけど夫婦が今まで送っていた生活レベルを維持したいという人たちや、理想の子育てマニュアルに従って正解の子育てをするには莫大なお金がかかる!って人たちなんかが、この言葉を子供を作らない理由にする場合もあるはずじゃん?

実際にエリートの人たちがその限定を外して語っていたよね。

子育て支援に乏しく子供が育てにくい社会」だって、自分のキャリアと自分の稼いだお金を犠牲にせずに子育てがしたいエリートの人たちが自分たちの利益の為に率先して歪めて語って広めている側面があるよね。

そういう言葉を個々人が自分の状況に置き換えて受け止めて子供を産まない選択を自己正当化するために利用している。