sozinkouのブログ

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松本人志のスキャンダル

松本人志のスキャンダルって

  • 犯罪
  • 倫理的・道義的な問題
  • 性的保守が嫌悪感

と分けて考えないと大変なことになると思うんだけど。

 

松本人志の問題がもちろん犯罪に類するものならそれを擁護する気はないし、その犯罪の定義(同意・非同意の定義)を多少厳しく考えてもいいとは思ってるよ。

しかし、それに当てはまらない場合は、ただの合コン、ナンパによる出会いに過ぎないじゃん。

松本人志が最初は事実無根と言ったのに~と言ってる人たちがいるけど、別にその世代の人間って合コンとかナンパのような女性との出会い方を隠してなかったじゃん?だからボクは別に事実無根って言葉がそういう会のあったことまで否定しているとは思わなかったけど?

今の状況を見ていたら、もう合コンのセッティングからその日のうちにセックスみたいな物語は作っちゃダメなんじゃない?昔のドラマの再放送には「当時の時代背景~」みたいな注意が必要なんじゃない?って見えるレベルに近づいてるよ?

 

もう似非フェミニズムには散々ウンザリしているんだけど、「セックスのありように関する多様性」への理解に欠けるリベラル・左派+保守=性的保守の大声に配慮しすぎると、そのある意味で宗教以上に保守的でストイックな性的保守の価値観がデファクトスタンダードになって社会が極めて生きづらくなっちゃうよ?

宗教なんかの貞操観は性欲はあるものとして非理性的行為を戒めるモラルシステムだと思うけど、今の声の大きいリベラル・左派、フェミニズム貞操観念って性欲自体に対する赦しにすら欠けているようにみえる。

いや、性欲が暴走して犯罪的行為にまで至るのはダメだよ。しかしその行為に対する叩きが度を過ぎたら、「ああ、おっぱい触りたいなあ」って思うことに対してすら罪悪感を持っちゃうようになると思うんだ。「おまえ、エロい目で女を見てないよなぁって」踏み絵を踏まされ続けているとでもいうか。そんなこと言ってないし思ってないって言われるかもしれないけど、ボクが内心にズカズカと踏み込まれてるような恐怖心を覚えてるのは事実なんだよね。

 

しかし、そういう人たちの貞操観の土台って何なのだろうね?男性の性から女性を守る為?

それならリベラル・左派と父権主義的保守の性的な保守性というのは、手段としては一致してるけど目的は異なるね。家父長制度化において父親が跡取りを自分の子供だと確信したいなら最も簡単な手段は妻が貞淑なことだし。

逆に女性は、複数の男性と望んで自らセックスをしたのなら、たとえその中の誰が父親かわからなくても、それは確実に自分自身が自分の子供の父親となることを許した男性と「自分」の子供なんだよ?

ま、自分の主張と本質的に異なる保守的な因習に対して疑問を持てずに無批判などころか、女性を守るという建前や自分の感情から抱く考えというのを習合させちゃうような人たちには理解のしようもない話だね。

 

余談だけど、こういう手段は一致しているけど、目的は正反対というもので、今後新自由主義などに利用されそうな危険性が高いのが安楽死だったりする。生産性とかそういう価値観が強い社会では危険すぎるよ。

 

まあいいや。

不快を避ける為に人に不快を与えることを犯罪のように扱って徹底的に排除したら、善良マニュアルからはみ出す事が許されない窮屈で生き辛い人間らしさの喪失した社会になっちゃいましたとさ。

おそろしおそろし