もの凄く雑な前提
10000のウイルスを吸い込んだら感染する
感染者がマスクをしないと1呼吸あたり10000のウイルスを出す
感染者は1分間に15回呼吸をする
感染者がマスクをすると1呼吸あたり100のウイルスを出す
非感染者がマスクをするとマスクをしないときと比較してウイルス吸入量が1/10になる
1
屋内でマスクをしない感染者とマスクをせずに会話をした場合、非感染者は感染者の濃厚な呼気が薄まらないうちに吸入する
→会話の距離や時間、空気の流れにもよるが(以下、すべてにおいてこの前提とする)濃厚な呼気を吸い込めば吸い込むほど早く10000に達する。また近すぎるとマスクで必ず防げるような大きな飛沫で一度に10000吸い込む可能性もある。
2
屋外でマスクをしない感染者とマスクをせずに近くで会話をした場合、非感染者は屋外の空気の流れによって、感染者の濃厚な呼気をそれなりに薄まった状態で吸入する
→濃厚な呼気を吸い込む量は屋内より少ない。ただ近すぎるとマスクで必ず防げるような大きな飛沫で一度に10000吸い込む可能性は残る。
3
屋内でマスクをしない感染者とマスクをして会話をした場合、非感染者は感染者の濃厚な呼気をマスクの効果でマスクをしないよりも多少ウイルスの吸い込み量が減る
→10000に達する時間は非感染者もマスクをしない場合に比べて何倍かにはなる。また大きい飛沫を吸い込む危険性は減る。
4
屋外でマスクをしない感染者とマスクをして近くで会話をした場合、非感染者は屋外の空気の流れによって、感染者の濃厚な呼気をそれなりに薄まった状態で吸入する
→濃厚な呼気を吸い込む量は屋内より少ない。マスクの効果でさらに吸い込む量は減る。1~4では安全な時間が一番長い。
5
屋内でマスクをした感染者とマスクをせずに会話をした場合、非感染者は感染者の濃厚な呼気を直接浴びないが、マスクの隙間から漏れた感染者の周囲のウイルスを含んだ呼気を吸い込む。
→会話の距離が短い、会話の時間が長い、換気が悪いなど10000に達する可能性はある。感染者の出す大きな飛沫の危険性は減る。換気についてはまた後で考える。
6
屋外でマスクをした感染者とマスクをせずに会話をした場合、非感染者は感染者の濃厚な呼気を直接浴びない。マスクの隙間から漏れた感染者の周囲のウイルスを含んだ呼気は屋外の空気の流れによって拡散するから、感染者の呼気を吸い込む率は屋内に比べて低い。
→会話の距離や空気の流れにもよるが10000に達する可能性はかなり低くなる。
7
屋内でマスクをした感染者とマスクをして会話をした場合、非感染者は感染者の濃厚な呼気を直接浴びないが、マスクの隙間から漏れた感染者の周囲のウイルスを含んだ呼気を吸い込む。ただマスクをしている分だけその吸い込み量は減る。
→非感染者がマスクをしない場合と同様、会話の距離が短い、会話の時間が長い、換気が悪いなど10000に達する可能性はある。ただ安全な滞在時間は何倍かには伸びる。
8
屋外でマスクをした感染者とマスクをして会話をした場合、非感染者は感染者の濃厚な呼気を直接浴びない。マスクの隙間から漏れた感染者の周囲のウイルスを含んだ呼気は屋外の空気の流れによって拡散するから、感染者の呼気を吸い込む率は屋内に比べて低い。更にマスクによって感染者の呼気を吸い込む率も下がる。
→会話の距離や空気の流れにもよるが10000に達する可能性はかなり低くなる。1~8の中で一番安全な状態
次に屋内の換気について考える
感染者の出すウイルスは感染者を中心として広がる
空間中に充満するウイルス量は感染者のマスクの有無よって変化する
空間中に充満するウイルス量は換気の能力によって変化する
感染者がマスクをしない場合1時間後に空間の中のウイルス量が例えば非感染者の1呼吸当たり1000程度充満する換気能力であった場合、非感染者がマスクをしていない場合は10呼吸(1分以内)で感染し、マスクをした場合には100呼吸(7分弱)で感染する。
同じ換気能力でも感染者がマスクをしていた場合1時間後に空間の中に充満するウイルス量は1呼吸当たり10程度となる。非感染者がマスクをしていない場合は1000呼吸(70分弱)で感染し、マスクをした場合には10000呼吸(10時間以上)で感染する。
また空間内の感染者が複数になれば、安全な滞在時間は1/2、1/3と減少していく。
換気能力が高く1呼吸当たりでウイルスを吸い込む量、吸い込む確率が減少すれば、どの場合でも安全な滞在時間は延び、換気能力が低い場合には安全な滞在時間は縮む。
ただし感染者がマスクをせずに、直接飛沫を浴びるような場合には、換気能力の影響は相対的に低くなる。