マスクをしていたら濃厚接触者ではなくPCR検査の対象にもならないコンタクト・トレーシングアプリって科学的データを取るつもりがありませんよね。非科学的な定義に沿った濃厚接触者のみに焦点を当てて費用対効果の高いPCR検査実施をする為だけのアプリ……。
例えば、COCOAを利用して、接触者を追い、濃厚接触者という定義に囚われず……というよりも、まずは接触者の定義を広くして検査を行う事によって情報を蓄積し、その情報を元に濃厚接触者、中度接触者、軽度接触者というように定義していくのが科学だと思います。
また、その情報は飲食店や夜の街にレッテルを貼るのではなく、どこがどう危険なのかを科学的に調査をする為に使えたのではないでしょうか。
そして、感染力が強い新しい株が登場する度に、接触者の定義をリセットして、PCR検査によって市井の感染状況を正確に把握して、新しい情報を蓄積し、その情報を元に接触者の定義を更新するのが科学でしょう。
施政者やその擁護者、マスコミは経済優先の権威付けとして科学を利用しようとしますが、科学というならまずは必要な情報すら取ろうとせずにチェリーピッキングで科学とはほど遠い詭弁ばかりを垂れ流している自分たちを恥じて欲しいものです。
