マスクを安心のためというような科学的思考、論理的思考ができない、さらに付け加えれば倫理観すら持ち合わせていない人間がアナウンサーという職業をやっているのが驚きです。「エイズなんて年間1000人しか感染してない。ほとんどの人が感染してないのに、みんなコンドームをするなんて安全のためではなく、安心のためだ！脱コンドーム！」ってのと大差がない発想ですよ？
- COVID-19は空気感染します
- COVID-19は無症状の感染者からも感染します
- COVID-19は強い感染力を持っています
- マスクによる感染予防の効果は科学的に証明されています
- 空気清浄による感染予防の効果は科学的に証明されています
- PCR検査は抗原検査より少ないウイルス量で陽性を見極められます（感染のより早い段階で感染者を見つけられます）
さて、この前提で思考をしたら、ユニバーサルマスクは誰が感染者かわからない状況に於いて、安全安心のためではなく、その感染者群からの感染を減らす感染予防の目的で（実効再生産数を減らす目的で）有効であることがわかります。
さて、ではユニバーサルマスクが安心、安全の為と言えるのはどういう時か。
今のワクチンより安全なワクチンと治療法、治療薬があること。
しかしこれは開発を待つよりありません。開発できるまで引きこもるという選択ができないのであれば、マスクや換気のような社会で簡単にできる対策で実効再生産数を低く抑える努力をするよりありません。
どうしてもマスクという感染予防手段から逃れたいなら、マスクを代替する科学的手段を用いることです。
無症状の感染者が少ない状況なら、換気が十分に行い、ソーシャルディスタンスが取ることが、マスクを代替する科学的手段です。付け加えれば、学校や福祉の現場においてはPCR検査によって感染状況が把握されている状況が理想です。
ただ脱マスク派に限って、PCR検査の重要性や信頼性、換気の重要性やソーシャルディスタンスの概念を理解できていない、そういうお金をかけた感染予防を実践する気が無いという点は指摘しておきます。もったいないを前提にした思考では子供を守れませんよ？
感染が増えるときには足し算ではなく掛け算で増えますから、脱マスク派の様々な欠如が感染者のより急峻な増加を招き、経済にも子供の学校の学びにも悪影響を与える要因となります。
あと脱マスクには、体調の悪い人はちゃんと仕事や学校を休む、やむを得ない外出の時にはKF94以上のマスクを着用する、体調の悪い人と接触をした人も感染予防対策をするといったことが当たり前の社会という前提も必要です。インフルエンザも軽視しない。それがコロナから学んだことだと私は思います。
最後に。コロナはただの風邪ではなく、全身性のウイルス疾患で、予後不良の割合もインフルエンザより高いように言われています。
特に子供を守るためには、現段階に於いて、麻疹と同じように扱う必要があると思います。5類ですね。あ、でも5類にインフルエンザはあっても、ただの風邪はありませんね。インフルエンザもただの風邪ではないってコトです。
