コロナはただの風邪っていうのは、例えば「経済優先」「日常を取り戻したい」というような結論が先にあって、その結論を導くのに必要な前提条件として無批判に選択されているだけなんだよね。そういう客観的視点も科学的視点も欠けている人たちが屁理屈を捏ねて自己正当化して、更に悪いことに「自分たちが正しい」と社会に働きかけている。
その様子をメタから捉えると、感情論、感情的行動から誤った事実を選択して、それを前提条件として考えて（理屈を捏ねて）、社会を間違った方向に進めようとしているということになる。
これは少なくとも歴史の中で検証されたらかなり愚かしくて非倫理的な行為だったと評されるだろう。リアルタイムの今だけみんなを騙して自己正当化できれば良いんだって刹那的な人に対してはこういう言葉は何の意味も持たないだろうけど。
改めて。
「コロナはただの風邪」は前提ではなく、今後人類が達成すべき目標です。その目標が達成されたときに漸く「コロナはただの風邪」になります。
そして、今は「コロナはただの風邪」ではなくても、治療薬や良いワクチンなどによってコロナがただの風邪になる前でも、経済を回したり、以前の日常に近づけたりすることはできます。
検査をする、体調の悪いときは出かけない（仕事に行かない・仕事を休める環境作り）、マスクを付ける、換気する……等々の感染を広げない努力です。
「コロナはただの風邪」という言葉に呪われないで下さい。
