sozinkouのブログ

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気候変動

庫内を-2度以下に冷やす冷凍庫にたっぷりの水が凍っているものとする

冷凍庫温暖化前は、冷凍庫に熱いものを定期的に入れて、その水が溶けたとしても、またすっかり固まる状態だった。庫内の温度は-6度以下で安定していた。

 

冷凍庫に熱いものを入れる頻度が上がり、冷凍庫温暖化が進むと、溶けた水が完全には固まらなくなった。それでも元からあった氷が庫内の温度調節に貢献して、庫内の平均気温の上昇は緩やかだった。

今はまだ気候変動はこの段階だと思ってる。地球の持つ気候変動緩衝機能によって見かけ上ではまだ十分に対処できそうな緩やかな気候変動のように見える。しかしここで対処するかしないかで未来は大きく変わる。

 

庫内の氷がすべてなくなると、その氷による温度維持の緩衝作用はすっかりなくなり、冷凍庫の気温は熱いものを入れることに敏感に反応するようになり、庫内の平均気温の上昇も顕著になった。

科学ではなく何かしらのバイアスによって見かけ上の気候変動を基準に対処を続けると、気候変動が次のフェーズに移ってしまい、甚大な被害が生じ、対処にも何倍もの時間やお金がかかるようになってしまう。

 

そして今は分岐点。しかしコロナ禍から見えた、科学軽視、経済偏重のバイアスで動く社会・世界からして、この分岐点で人類がどっちの道を進むのかは見えたと思う。