sozinkouのブログ

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選択的夫婦別姓制度

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上田めぐみさん 「私もパートナーも、自分の姓をキープしたいと思っている」

 

この自分の性をキープしたいという考え方が「めんどっちい」とかなら、「同じ名を冠することの絆が理解できないんだね(スポーツのチーム名みたいな考え方も理解できないのだろうなあ)。お好きにどうぞ、別姓の選択肢もあったら良いね。それには別に反対じゃないよ」と思うんだけど、「なぜ女性が変えなきゃならないのか」とかそういうのだと、それが男女平等バイアスの影響による偏ったアウトプットである可能性を考慮してもうちょっとメタからその自分の姓への拘りというのを分析してみた方がいいんじゃない?と思うんだよね。

そして、仮にその自分の姓への拘りというものの中に「自分の姓への愛着」が含まれているのだとしたら(この記事の人がどうかはしらないよ)、それには両親と自分が同じ名字だったということも関係している場合もあると思うんだよね。

こういう場合、自分とパートナーが自分の姓をキープしたいという段階では、問題というのは顕在化しないんだけど、自分の子供が生まれたときには問題が顕在化してくると思うんだよね。

「自分は両親と自分が同じ名字だったことに繋がりを感じ、愛着を持てた。じゃあ別姓を名乗ってる自分たちの子供は、自分と同じように両親二人に同じように繋がりを感じ、自分と同じように自分の名字に愛着を持てるんだろうか」ってね。

別に家族の絆が壊れるとかそんな大袈裟なことを言ってるわけじゃないよ。夫婦同姓の親の元で育った人が姓に関するアイデンティティを持っているなら、それは同姓じゃないと自分の子供に伝わらないものもあると思うよって話だよ。

親権どうのは現実的問題かもしれないけど、もっと子供目線で姓というものを考えてみても良いと思うんだ。

それと、自分のお腹の中で子供を育てた母親というのはそれ自体がとても強い子供との繋がりだからこそ姓による子供との繋がりというをたいして求めないのかなと思ったりもする。父親にはそこまでの繋がりはないよ?まあ似てるとか繋がりがわかる部分もあるけども、極論すれば自分の子供だと信じているだけ。だからこそ父親というのは子供と同じ姓の繋がりとか求めた方がいいと思ってる。

はい、この話を夫婦同姓の価値観と認識しちゃった人は強いバイアスを持っているよ。別姓なら第一子の姓は父親のものにするとすればいいだけで。別に父親が改姓すれば良いだけで。ボクはこの話で女性の姓の変更については何も語ってない。

 

あと

あくまで選択制なので

 

本当にこういう人は良いんだけど、声の大きい活動家の人たちは、同姓を古い価値観と断じたり、同姓によって家族の絆を感じる人を馬鹿にするようなことを言ったりするんだよね。

そういう自称リベラルにも関わらず多様性を理解できていない人のいう「選択制」ほど信じられないものはない。攻撃や同調圧力などを駆使して、別姓を当たり前にしようとするに違いないと思えるんだよね。だからそういう人たちが主導する選択的夫婦別姓制度には賛成したくない。

ネトウヨの対極に位置しているリベラル、左派の中にそういう人がいるのを現に観測してるんで、この考え方を否定されても困る。それより前に現実に目を向けて、リベラルはまずはリベラルの本質から外れている(例えば夫婦別姓を支持できる自分は凄い!みたいな)似非リベラルをどうにかした方がいいんじゃないかな。夫婦別姓に関して同じ意見でも彼らは根本的価値観が異なっているよ?

 

あ、もう1つ。

選択的夫婦別姓制度の世論調査には「導入賛成」の人たちが自分たちの結婚の時には姓に関してどういう選択をするつもりかということも併せて調査すべきだと思ってる。

賛成派も反対派も「賛成=夫婦別姓にする」と勘違いしてるんじゃないかなって気がするので。ボクが別姓制度に賛成でも夫婦同姓にするという人の割合を過大評価してる可能性も十分にあるけど。